世界中で戦いが始まっている!

コンピューターと人間が戦うSF映画を見たことがあります。

未来の世界ではコンピューターは進化し、コンピューターが作り出したロボットと人間が戦う映画です。

ロボットは、見た目は人間と区別がつきませんが、ロボットなので力も頭脳も優れていて、なかなか死にません。

 

現在、コンピューターが進化して人間の知能を抜くのは、2045年頃と言われていますが、どうなるかわからない、先の話です。

 

さて、この映画の題名は「ターミネーター」で今まで5話ほどありますが、最初の映画でロボットを演じたのはカリフォルニア州知事にもなったアーノルドシュワルツェネッガー。

 

私は、この映画を見ながら、人間とコンピューターが戦うなんて、そんなことは起こらないし、起こったとしても、はるか未来だろうと思っていました。

しかし、しかし・・・・

気が付けば私自身が映画と同じようにコンピューターと戦っているではありませんか。

「頭がおかしくなった」と思われるかもしれませんが事実なのです。

 

実は私、教育の会社も経営しているのですが、教育の世界はコンピューター、特に人工知能AIによって劇的に変わろうとしています。

 

AIは皆さんもご存知のように、日々進化している。

例えば碁。

今までなら、相手の碁の打ち方によって、どのように碁を打つのが一番良いか、つまり「定石」をコンピューターに人間がプログラムしなければならなかったのですが、今はコンピューター同士が対戦し自動的に「定石」を学び取ります。

 

これを教育分野で活用すれば、たくさんの生徒の学習データーがあれば、解析してそこから一番良い指導法を学び取ることができます。

つまり、どのような学力の生徒でも、どこでつまずき、どこを学習すれば学力が伸びるか瞬時に判断し指導できるようになります。

100万人の学習データーを解析したAIなら、理論上100万人教えた先生と同じです。

人間の先生なら江戸時代から毎日教えても100万人は無理です。

 

おまけに教えるときは、画面上とはいえ生徒の好みに合わせたキャラクターで教えてくれる。

「ジャニーズぽいキャラクターの先生でわかりやく」

「AKBみたいな、かわいい先生で楽しく」

当社も人間的には美男美女ぞろいなのですが、ビジュアル的にはコンピューターに完敗です。

 

さらに決定打は、人間でないので安い!!

たぶん、学費は今の十分の一以下になるのであろう。

スポンサーがつけばタダになるかもしれません。

 

「教え方が上手」「見た目が良い」「安い」

これでは人間の先生はかないません。

 

しかし私は、この戦いでAIに負けるわけにいきません。

負ければ、映画のように死ぬことはないですが、社員や関係者に大変つらい思いを強いることになります。

 

どうすればAIに勝てるのだろう?

私の作戦は以下のとおりです。

AIはいくら人間に近づいても所詮、人間には、なれない情報処理技術の延長線上にいる機械です。

つまりAIは、人間の心を人間ほど理解できないし、思いを伝えることも苦手です。

 

それなら生徒の思いをトコトン理解し、トコトン先生の思いを生徒に伝えればいいのではないか。

それにより生徒がやる気を出し、学力を上げれば、私たちの勝ちです。

心と心が通う関係ができればコンピューターには負けないと思っています。

 

皆さんもご存知のように2030年には、AIなどにより仕事の半分がなくなると言われています。

例えば、まもなく実用化される自動運転では、運転手が要らなくなるだけでなく最後は、交通事故も違反も起こらなくなるので交通警察官、損保会社の社員なども人員削減に追い込まれるかもしれない。

そのように考えると時期は違えども、コンピューターと戦うのは、世界中のすべての業種と言って良いかもしれません。

正に第四次産業革命が起きているのです。

 

最近、ソフトバンクのロボット「ペッパー」と会話をしました。

ソフトバンクによれば世界初の感情認識ロボットだそうです。

前に立ったらペッパーの方から「最近のニュースをチェックしますか?」と聞いてきました。

私は、さすがだと思い、すぐに「はい」と答えました。

 

しかし、認識できなかったのかペッパーから「あ、ちょっとよくわからないのでYESかNOでお答えください」との答え。

私は滑舌が悪いのだと反省し、はっきりと「YES」と答えました。

ペッパーが「あ、ちょっとよくわからないのでYESかNOでお答えください」とまた言ってきました。

 

発音が悪いのかと思い今度は、アメリカ人ぽく「YES」と答えました。

またペッパーから「あ、ちょっとよくわからないのでYESかNOでお答えください」

 

今度はアジア系の早口発音で「YES」

またまた「あ、ちょっとよくわからないのでYESかNOでお答えください」

 

今度は中学の英語の発音で「YES」

また「あ、ちょっとよくわからないのでYESかNOでお答えください」

 

ペッパーなめてんのか!

 

はたから見たらペッパーと変なオッサンの漫才です。

こんなレベルならコンピューターとの勝負、勝てるのですが・・・・

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